令和元年度 通常総会を開催

安定した公共予算の確保と地域貢献を

  松本市建設業協会と松本市建設事業協同組合の令和元年度通常総会が5月30日に開かれました。
深澤会長は「建設業の使命は社会資本の整備・維持管理を通じて地域の発展に貢献するとともに、災害時の活動により地域の安全・安心を支えることにある」と述べ、「その役割を果たしていくためには安定した公共事業予算の確保や工事発注時期の平準化が必要不可欠。市や関係機関との懇談や意見交換を通じて提言や要望を行い、その実現を図っていきたい」と語りました。またA-MAC(安全・安心・新しい松本の建設)を合言葉にボランティアなど社会貢献活動を継続し「市民に愛される協会づくりを会員一丸で目指そう」と話し、改めて協会活動に対する理解と協力を求めました。
議事では◇官公需適格組合証明を活用した新たな事業に関する共同受注の研究◇市や関係団体との意見交換会◇行政と協力した労災防止活動◇A-MACの実践および社会貢献活動―など9項目を掲げた新年度の事業計画や予算を承認しました。   総会後の懇親会には菅谷昭市長はじめ、市議会議長、商工会議所会頭など多くの来賓の方々に出席いただきました。来賓あいさつで菅谷市長は「安心・安全、新しい松本の建設―の理念のもと、地域活動への積極的な参加に敬意を表する」と述べられました。また建設業を取り巻く環境の厳しさや防災をはじめとするインフラ整備の必要性に理解を示し「昨年に引き続き、工事の早期発注につながる予算編成を行っている」と語り、市の社会資本の整備・維持管理に引き続きの協力を求めました。
総会後の懇親会に先立ち、まつもと文化遺産保存活用協議会会長を務める後藤芳孝氏による「松本城の建築、その魅力」と題した講演も行いました。