土木・建築の工事現場安全パトロールを行いました

 当協会は、松本市が発注する市内の建設現場を対象に工事現場安全パトロールを実施しました。11月9日には土木委員会が、11日には建築委員会が市建設課や公共施設マネジメント課の担当者らとともに、それぞれ現場の安全管理に厳しい目を光らせました。

市道の道路改良工事2件を見回った会員からは、「敷き鉄板の段差を無くす工夫がされていた」「転落防止柵を掘削する側にも設置してほしい」などがあがりました。川瀬雄一土木委員長は「土木の現場は寒くなると労働環境が一層厳しくなる。冬期特有の災害として、転倒や転落防止をしっかりとおこなってほしい」と呼びかけました。

来春竣工に向け新築工事が進む里山辺公民館を見回った会員からは、休憩所や現場出入口に設けたコロナウイルス対策のほか、近隣の保育園への送迎で出入りが多いことを考慮した交通安全対策として、工事車両の出入りの際に左折禁止を徹底している点を高く評価しました。大藏章男建築委員長は「発注者と受注者のそれぞれの目で、現場で行う安全管理をしっかり指導いただきたい」としました。
パトロールではほかに、高齢作業員による労働災害が多いことを踏まえた現場の危険箇所や安全対策をチェック。新規入場時の安全教育の徹底を呼びかけました。