自然災害の対応研修会を開催しました
「県内災害事例から学ぶ」
松本市と『災害時の応急措置の協定』を平成5年から締結している当建設事業協同組合では、自然災害の対応について県内の災害事例から学ぶ研修会を2月17日に開き、組合員や松本市の職員など約70人が参加し災害発生時の対策などを確認しました。
開会にあたり深澤信治理事長は、「松本平には中央構造帯や牛伏寺断層があり地震発生予想は高い数値にあります。災害時の対応訓練は毎年実施していますが、さらに一歩進めた対策に向け災害対応事例やBCP(事業継続計画)について知り危機管理の対応を図りたい」と開催の趣旨を語りました。
研修では、県建設業協会大北支部が作成した映像記録「神城断層地震災害での大北地域建設業の活動」を当協会・災害危機対策委員が発表。「H26.7南木曽町梨子沢土石流災害における応急復旧工事」については、被災者でもある南木曽町の大宗土建・杉山一樹社長が解説し、復旧までの様子についてお話いただき「災害から身を守るためには、普段から知識・意識を持ち経験を積み、自分の身は自分で守る考え方が重要」と述べられました。そしてこの事の対応として「建設業のBCP策定の必要性や支援」について損害保険会社の担当者から説明を受けました。